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今日は午前中バイロイト見学です。
写真はワーグナーの家です。
なんでも義父のリストが立ててくれたのだとか。
そんなリストの博物館も近くにあるようです。
門の前に立っていらっしゃるのは、旦那リヒャルトの親友ダニエルです。
リヒャルト・ワーグナーならぬダニエル・ワーグナー氏。
旦那と2人合わせるとリヒャルト・ワーグナーな感じになりますが、どちらもワーグナーとは何の関係もありません。
バイロイトも戦争でめためたにされたそうで、この家も戦後復元されたものらしいです。
悲しいですね。
裏庭にはニワトリ・・ではなくてワーグナーと愛犬の墓があります(写真3枚目)。
さて、本日2夜目の演目はローエングリンです。旦那の一番好きなオペラらしいです(私には理解不能)。
昨日は夕方4時に始まって11時までかかりましたが、今日は少し短くて10時には終わる予定です。ヤターヽ(´ー`)ノ
で、なぜそんなにかかるかというと、2回の休憩がなんとそれぞれ1時間近いのです(優雅すぎる)。
セレブな方々はその間、隣のレストランで豪華なお夕食に預かられます。
準セレブな方々は自分の高級車に戻り、おもむろにシャンパンとおつまみを持ってきて(人によっては日よけ傘も!)、駐車場や庭でマネの油彩画を彷彿とさせるピクニックをお始めになります。
その他大勢の方は軽食を買い、思い思いに庭や広場で食べます。
軽食というのは、もちろん!焼きソーセージサンドです。(やっぱりこれしかない!)
私達は昨日は焼きソーセージサンドだったのですが、今日は午前中バイロイトの街中で手作りチョコレート屋でおやつを買っておいたのでそれです。
その名もずばり
「バイロイト祝祭劇場休憩用チョコレート」
・・そして1時間かけて食べれるほど大きいです(^^;
駐車場前には絵はがきや切手を買える店も出ていて、舞台シーンの葉書も売っています。まさにお祭り。
休憩が終わる15分前、10分前、5分前にはそれぞれ次の幕で出てくるファンファーレがバルコニーで演奏されます。
ファンファーレ前にはバルコニーの下に大勢の人が集まって写真を撮り始めます。。早く席へ戻ってくださいって合図なんですけどね(^^; と言いつつ私も。。
写真で見えるように、お客さんはみなさんロングドレス・カクテルドレスにびしっとスーツ姿でいらして、もう本当に優雅なお祭りです。
着物を着た日本人もいました。明らかな日本人が10人程度はいましたし、日本人か中国人か韓国人か分からない人を含めるともっといました。
さて、ローエングリン。今年は新しい舞台制作でした。
数日前のニュースでめためたに酷評されていましたが、私としては昨日のどこまでも意味不明なマイスタージンガーよりは意味が分かってよかったです。
まぁ、なんだかモダンで異様な雰囲気を醸し出してはいましたが。
一つだけ・・最後に行方不明になっていた王国の王子が戻ってくるのですが、この王子が、、
卵から生まれてくるのはいいとして(これは目新しくない演出らしいですし)、、、
卵から出てきたのは、、、、
へその緒を垂らしたグロテスクな(人間というよりは鳥の)赤ん坊。。。。。~(((((°Д°)ギコ
マジキモイ。
へその緒を手で引きちぎりながら出てくるとか、もうホンットやめてほしい!(><)
3枚目の写真にありますが、(なぜか一言も歌わないのにカーテンコールの真ん中にいる。。)、、カーテンコール前はもっとグロい姿でした。
10年待たないとチケットが手に入らないバイロイトのワーグナーも最近は年々人気が落ちているとか。
かく言う私ももうしばらくは行きたくないな、と思ってしまいました。
モダンすぎる制作も難ですが、、何より食事が・・ソーセージしかないってのはねぇ。。水もアレだし。疲れるし。
早くウィーンに帰りたい_| ̄|○
PS.そうそう、ウィーンのマイスタージンガーは素晴らしいらしいです。
というわけで旦那と出した結論・・
・・・(バイロイト行く必要ないよ、うん。)
モダンねぇ、モダンバレエはいいよ、すごく。ボレロとか春の祭典とか見たけど、あれは曲からしてもともとモダン用に作られたものでエネルギー溢れて人間の肉体美を追求した感じで私はむしろクラシックより好きだよ。
でもクラシックバレエをモダンに演出したらつまらなくなったりキモくなったりするんじゃないかな?
ワーグナーの世界は超クラシックなのよ。でもクラシックな舞台ばっかり作ってると(金もかかるし)みんな飽きてくるわけ。で、舞台美術家は真新しいものを作ろうとするんだけど・・いいものはいいです。バイロイトのはイマイチかな。