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19日土曜日、市内を散歩していてLobmyerという老舗のクリスタルガラスの店に入ってきました。ここはもう何度も買っていてお得意様になっております。
で、店を出ようとしたときに猫背のおじいさんとすれ違ったのです。ふと振り返ってみたら仕立ての良さそうなジャケットについていたフェルトの肘当てが目について、田舎のおじいさんかな?くらいに思ったのですが・・
旦那「今入ってきた人、誰か知ってる?!?!」

はぁ、またウィーンの政治家とかかしらん、

「バレンボイムだよっ!!!!!!」

 Σ(゚д゚lll)ガーン

慌てて振り返りましたが顔が見えず、二人してわざわざ店の中に戻って確認してしまいました。
まさしく本物。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
マジです。

で、思い出しました。翌日、日曜の定期演奏会で弾き振りするんでした。

翌日、定期演奏会、まずは震災被害者のための追悼公演としてモーツァルトのピアノ協奏曲からAdagio、そして予定のベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、シェーンベルグのペレアスとメリザンド。

ウィーンフィルの演奏会はもちろんいつも素晴らしいのですが、心が震えたのは久しぶりでした。
やっぱ巨匠は違うわぁ~、なんて軽い表現が許されないほど素晴らしかったです。
IMG_0694.JPGIMG_0697.JPG


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最近、先日のUNO関係で知り合った日本人の方とカフェに行くようになりました。
中でもUNOと関係するきっかけとなった先生の奥様をよくお借りいたします。
今までの戦績
第1回:Demmers Teehaus, Wein & Coワイン試飲
第2回:Heiner (Kaerntnerstrasse) 他ワインのお店色々+リング通り1周の旅

本日は、私が病院実習に行かなかったので(ちゃんとした用事のためです。用事が10分で終わってしまったのは想定外のことで、決してサボりではありません。後で聞いたら病院では悲惨な1日だったらしいですが。)、挙はブランチから開始することにいたしました。

Meierei。市立公園内にある大変美しいレストランでございます。
オーナーシェフはウィーンで唯一4コック帽子(オーストリアでのミシュランスターのようなもの)を獲得しているシェルで、上階のSteiereckはガイドブックにも載っている有名な超一流レストランです。
Meiereiはその廉価版といったところでしょうか。Steiereckと同じ厨房から料理(時には全く同じもの)が出されるのにお値段は半分~1/3!!そして12時まで朝食があるのです。
 こちらがメニューの全貌です。手前が私のSteiereck朝食、奥がお友達のMeierei朝食です♪
農家直送の半熟卵にサワークリームを添え、冷凍してから削ったフォワグラフレークを乗せた物です。なんだこのおいしさわぁー!!っていう感じのおいしさです☆
IMG_0631.JPGお次は、ヨーグルトに果物のシャーベット、桃とミントを散らした物です☆
幸せ♪♪♪
拡大画像も用意してみました☆
えー、、このほかにほっぺたが落ちるようなハムとしっとりとした新鮮なスモークサーモン野菜巻きもあったのですが、おいしすぎて写真を撮るのを忘れてしまったのでデザートへ飛びます。
デザートは舌の上でとろける濃厚チョコレートムースのパイナップル添えでございます。

おなかいっぱいです。

しかし、カフェの会はこのくらいでは終わりません。少々散歩をして、明日一時帰国されるお友達のお土産を探して歩き回り、最後にやってきました、Schoenbichler。
ここはハリーポッターに出てくるオリヴァンダーの杖屋さんのように古めかしい紅茶屋さんです。お店の人に頼んで香りをかがせてもらったりして、納得がいくとこれまた古めかしい秤で量って売ってくださいます。
最高級のダージリン、中国茶、煎茶など、茶園から選ぶことができる通の紅茶屋さんです。

そして、ここの2階は知る人ぞ知るカフェになっているのです!
何しろ天井裏のようなところで狭いので、あまり知る人もいないようで、以前来た時も他のお客様は一組いたかどうかといったところでした。
しかし!ここでは大変お値打ちにイギリス式アフタヌーンティーがいただけるのですよ。
それこそ焼きたてのスコーンには生クリームではなくてクロテッドクリームが付いてきて完璧です。
サンドイッチにパウンドケーキが付いてなんとお値段7.5ユーロ(お好みの紅茶込み)です!安い!

ウィーンにお住まいの方は是非一度訪れてみてくださいね☆


今日は午前中バイロイト見学です。
写真はワーグナーの家です。
なんでも義父のリストが立ててくれたのだとか。
そんなリストの博物館も近くにあるようです。

門の前に立っていらっしゃるのは、旦那リヒャルトの親友ダニエルです。
リヒャルト・ワーグナーならぬダニエル・ワーグナー氏。
旦那と2人合わせるとリヒャルト・ワーグナーな感じになりますが、どちらもワーグナーとは何の関係もありません。

バイロイトも戦争でめためたにされたそうで、この家も戦後復元されたものらしいです。
悲しいですね。
裏庭にはニワトリ・・ではなくてワーグナーと愛犬の墓があります(写真3枚目)。


さて、本日2夜目の演目はローエングリンです。旦那の一番好きなオペラらしいです(私には理解不能)。
昨日は夕方4時に始まって11時までかかりましたが、今日は少し短くて10時には終わる予定です。ヤターヽ(´ー`)ノ
で、なぜそんなにかかるかというと、2回の休憩がなんとそれぞれ1時間近いのです(優雅すぎる)。

セレブな方々はその間、隣のレストランで豪華なお夕食に預かられます。
準セレブな方々は自分の高級車に戻り、おもむろにシャンパンとおつまみを持ってきて(人によっては日よけ傘も!)、駐車場や庭でマネの油彩画を彷彿とさせるピクニックをお始めになります。
その他大勢の方は軽食を買い、思い思いに庭や広場で食べます。

軽食というのは、もちろん!焼きソーセージサンドです。(やっぱりこれしかない!)

私達は昨日は焼きソーセージサンドだったのですが、今日は午前中バイロイトの街中で手作りチョコレート屋でおやつを買っておいたのでそれです。
その名もずばり

「バイロイト祝祭劇場休憩用チョコレート」
    ・・そして1時間かけて食べれるほど大きいです(^^;

駐車場前には絵はがきや切手を買える店も出ていて、舞台シーンの葉書も売っています。まさにお祭り。

休憩が終わる15分前、10分前、5分前にはそれぞれ次の幕で出てくるファンファーレがバルコニーで演奏されます。
ファンファーレ前にはバルコニーの下に大勢の人が集まって写真を撮り始めます。。早く席へ戻ってくださいって合図なんですけどね(^^; と言いつつ私も。。
写真で見えるように、お客さんはみなさんロングドレス・カクテルドレスにびしっとスーツ姿でいらして、もう本当に優雅なお祭りです。
着物を着た日本人もいました。明らかな日本人が10人程度はいましたし、日本人か中国人か韓国人か分からない人を含めるともっといました。



さて、ローエングリン。今年は新しい舞台制作でした。
数日前のニュースでめためたに酷評されていましたが、私としては昨日のどこまでも意味不明なマイスタージンガーよりは意味が分かってよかったです。
まぁ、なんだかモダンで異様な雰囲気を醸し出してはいましたが。

一つだけ・・最後に行方不明になっていた王国の王子が戻ってくるのですが、この王子が、、
卵から生まれてくるのはいいとして(これは目新しくない演出らしいですし)、、、
卵から出てきたのは、、、、

へその緒を垂らしたグロテスクな(人間というよりは鳥の)赤ん坊。。。。。~(((((°Д°)ギコ

マジキモイ。

へその緒を手で引きちぎりながら出てくるとか、もうホンットやめてほしい!(><)
3枚目の写真にありますが、(なぜか一言も歌わないのにカーテンコールの真ん中にいる。。)、、カーテンコール前はもっとグロい姿でした。


10年待たないとチケットが手に入らないバイロイトのワーグナーも最近は年々人気が落ちているとか。
かく言う私ももうしばらくは行きたくないな、と思ってしまいました。

モダンすぎる制作も難ですが、、何より食事が・・ソーセージしかないってのはねぇ。。水もアレだし。疲れるし。

早くウィーンに帰りたい_| ̄|○

PS.そうそう、ウィーンのマイスタージンガーは素晴らしいらしいです。

というわけで旦那と出した結論・・

                      ・・・(バイロイト行く必要ないよ、うん。)

 ここがワーグナーのワーグナーによるワーグナーのためのオペラハウス、バイロイト祝祭劇場。
ん?普通のオペラハウスに見える?
いや~、普通ですよ。
ワーグナーのオペラにあわせてもっとファンタジーな雰囲気が流れているかと思ったのですけどね。
まぁ、ほとんどのオペラが悲劇なのであんまりファンタジーでもだめですけど。
音響はいいです。私がいた最上階の柱と柱の間の35ユーロの席でも結構満足に聞けましたし見えました。

で、今日はニュルンベルグのマイスタージンガーです。
前奏曲は何度となく吹きましたけど、実際オペラを観るのは初めてなので楽しみにしていました。

が・・・

字幕がない。
さらに、制作がおそろしくモダンで斬新で、歌の内容を全く反映していなかったため、あらすじは知っているものの、歌っている内容は全く分からず仕舞でした。。_| ̄|○
どうモダンかと言うと、歌歌いではなく、なぜか全てが絵描きをベースとしたアーティストとして表現され、第1幕では斬新なモダンアーティストたる主人公が部屋中に白いペンキを塗りたくって回り、保守的なマイスタージンガー達から酷評をくらっておりました。
第2幕以降はでっかい顔を被った人たちが出てきて舞台のあちこちで主筋とは関係のないジョークを披露しまくり、面白くて笑えるのですが、何しろ若干邪魔。(でもでかい顔のラインダンスは私としてはめちゃめちゃウケました。)
第3幕ではあの堂々たる行進曲が流れ、マイスタージンガーが群衆の中に登場してくるはずが、でかい顔しかいない舞台から一人ずつでかい顔が「退場」していくというまるであべこべな風景が流れました。何も知らなかった私も、さすがにこれは音楽と合ってなさ過ぎだろう、と思いました。(でも、よく入学・卒業式で難しい顔をした教授達が一人一人厳かに舞台に登ってくる曲に合わせてでかい顔がおもしろおかしく退場していくのが痛烈な皮肉のようで、もしそれを意図したのであれば面白いなぁと思いましたが。)
そして、運命の歌対決はなぜか舞台美術対決となっており、まぬけな対戦相手の作品は自分を神に模して、アダムとイブの物語を演出するという大変面白い舞台で、でもオペラの筋書き通り観衆から酷評を食らって去っていきました。一方、始終斬新的なモダンアートを披露していた主人公は打って変わってぱりっとスーツを着こなし、マジでつまらないごてごての伝統的な舞台を披露。でもオペラの筋書き通り大絶賛を浴び、マイスタージンガーのタイトルを辞退し、、、
そのままこそこそと逃げてしまい、ラストシーンはハンスの完全な一人舞台で、「主人公と賞品になっていた女の子が幸せに結ばれるところは?!」という感じで終わりました。

えー。

だから-、歌手は最高で、音楽もよくて、制作も(笑えて)面白いのに、何もかもがかみ合っていなくて訳が分かりませんでした。もう一回ちゃんとしたのを観たいものです。

でもこのオペラ、6時間近くあるんだよね。。

そうそう、3枚目の写真はワーグナーのひ孫のカタリーナ・ワーグナー夫人だそうで。でも夫人が出てきた途端、嵐のように鳴っていた拍手がぱたりと止んでみんな帰ってしまいました。。。

 朝ご飯。川沿いのホテルのカフェに入って優雅に。

今日はなにやら疲れが取れないので昨日行かなかった街の北側を適当に散策しました。
ストリートミュージシャンの祭典とかで、街中のあらゆるところでがんがんと音楽が鳴り響き、人混みでごった返し、若干うんざりしました。

変な顔は市庁舎の軒下にくっついてました。なんかこう、イタリアのもそうですけど、顔にユーモアがあっていいですねぇ。
右の写真はデューラーの住んでいた家です。デューラーは現在ウィーンのアルベルティーナ美術館にある「ウサギ」を書いた人で、タッチがアンドリュー・ワイエス(今も生きてる現代画家、でも絵はあまりモダンじゃない印象)に似ているので、結構後世、印象派ちょっと手前かな、程度に考えていたのですが、実はもっともっと以前の1471年生まれ!でびっくりしました。あの何の変哲もないウサギの絵がこれほど世に知られているのはそんなところからですかね。

街の北側にはお城があり、城壁の上の公園は眺めも良くて気持ちがいいです。
街を見下ろすと、白い壁に赤い木の柱の家々が見えます。
このあたりにはまだ昔のままの家が残っていてとてもかわいらしいです。
ヒトラーもこの辺を気に入ったのかな~、と旦那がぼやいていました。
しかし、ニュルンベルグはそのヒトラーによって引き起こされた第2次世界大戦でメタメタに破壊され、今建っているほとんどの建物が戦後建て直された新しいものなのです。
戦前のニュルンベルグ、切に見てみたかったです(;_;)

Nuernberg1Nuernberg2Nuernberg3

着きました。ヒトラーの愛した街、ニュルンベルグ。
イメージでは割と小さな手工芸の街かと思っていたのですが、実際にはかなり大きな都市でした。。
とはいえ、手工芸で栄えていたというのは本当です。
上2番目の写真が、その手工芸工場の集まる中庭です。中庭、というか塀に囲まれた中に小さな家がいっぱい並んで、小物を売っていました。
3番目の写真は旧市街の中心部近くにあるクリスマス飾り専門店。ドイツはこういう木工細工が有名なんですが、かわいいですよねぇ。私は一つサンタさんの人形を買ってきました。
こちらの人は、時々イヤープレートならぬ「イヤークリスマス飾り」を買ったりします。年にこれ一つ、と決めて毎年一つずつクリスマスの飾りを増やしていくそうですよ。中には年の入った飾りが売っている場合もあるんだとか。私は見たことないですけど、できたら楽しいですよね♪
あとは、なにやらおしゃれなスパイス・お茶屋があったので、カレーのスパイスをいくつか買ってきました。
6月終わりに友達が遊びに来て以来、自分でスパイスをごりごりして作る粗挽きごりごりカレーに凝っているのです。
すると、なんと売り子さんが83歳のおばあちゃんで、ひ孫までいると言っていました!そしてもう少し若い店員さんを連れてきて、
「うふ♪私の娘よ♪」
もちろん、その娘には孫がいるのです。すごいなぁ。。

ドイツは平原が広がる国なので、街が外に広がってかなり大きくなる傾向にある気がします。ウィーンは盆地なのでこぢんまりまとまってますね。
ただし、ドイツの街は旧市街の中にまで川が流れ込んでいることがあり、緑地も多いです。こんなところにはみなさん寝そべったりビールを飲んだり。。
Nuernberg4Nuernberg5

はい、夕食。ドイツ南部はソーセージが有名ですね。ニュルンベルグはこの焼きちびソーセージが有名なんだそうです。
お味は、、いいんですけど塩辛いです。
一緒に写ってる豚肉の焼いたのはそれほど塩辛くなく、柔らかくてとてもおいしかったです。

あと黒ビールね。ビールは専門じゃありませんが、コクがあっておいしかったです。
問題は・・まともな水がないんですよ。。水道水は一応飲めますが(少なくとも私は)、店では出してくれません。私は炭酸が苦手なんですが(だからビールは専門外)、炭酸水しか置いておらず、唯一のガスなしの水は、炭酸の抜けた炭酸水の味がして、一緒に来ていた旦那の友達も含め、みんなでブーイングもののまずさでした(しかも高い!)。

よーするに、ドイツに来たらやたらと塩辛いソーセージを食べ、飲み物はビール頼めや、ということですね。
Nuernberg7Nuernberg6
またブログ造ってみたー♪みたいに昨夜旦那に話したら、結構まじに怒られてしましました。
「ちゃんと勉強して早く仕事できるようにしないとだめだろー!」って。
で、その旦那は毎日パソコンでゲームしてインターネットして、家では遊んでばっかですけどね。かたかたかたかたうるさいし。
もちろん、日本語なんてさわり程度しか勉強したことないですとも。
それって不公平じゃね?とも思うのですが、仕事をしたいのは私としても山々なので、昨夜はごそごそと神経内科の本を読んでみました。

いやー、外国語の医学の勉強って思っていたより大変ですよ~。
だって、医学単語が意味不明_| ̄|○
読んで分かるだけじゃ意味がないし。

昨日は出てきた単語を単語カードにして、少し旦那に勉強の手伝いをさせることにしました。
単語が書いてあるカードを旦那に渡し、旦那がその意味をドイツ語で説明、私が単語をあてっこする、という、ドイツ語教室でよくやった手法です。結構いいんですよ、これが。

でもね、、
旦那が単語を知らないんです_| ̄|○
医学用語を全部すっ飛ばしてやったら意味ないじゃん。。。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん

で、辞書を引かせて説明させたところ・・
「血が・・体のどこかに・・・・いっぱい集まる。」

Die Hyperämie:「充血」

てゆーか、充血って日本では日常単語じゃないすか?!

日本語っていいですよねぇ。初めて見る単語でも、漢字に意味があるおかげで検討がつくじゃないですか。
ラテン語もそうなんですけどね、少しずれる感じがするんですよ。。

a:足りない
ämie:血

=anämie =貧血。これは分かる!


hyper:多すぎる
ämie:血

多血症??でも(真性)多血症はPolycythaemia vera。増えるのが血じゃなくて(赤)血球だからか?

はぁ~。ま、こつこつやるしかないですねぇ。


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